2018年3月28日水曜日

揚げ物機器 Dr.Fry(ドクターフライ)

 まちづくり研究所はまちづくりに資するために立ち上げたが、主なフィールドは、介護を中心とした地域での暮らしの支え合い組織づくりと、食の問題なんですね。
 昔から衣食住というように、人の暮らしに不可欠なものの一つです。最近の日本の食料自給率は酷いもんで、2016年にはカロリーベースで38%となっています。先進国と比べると、アメリカ130%、フランス127%、ドイツ95%、イギリス63%となっており、我が国の食料自給率(カロリーベース)は先進国の中で最低の水準となっています。


 日本は世界最大の食糧輸入国であり、2008年財務省貿易統計によると、食糧輸入額は約5兆6000億円で世界全体の10%を占めています。そして、もう一つの大きな問題は、食糧品の廃棄率の高さです。世界から年間 5500万トンの食糧を輸入しておきながら、そのうち1800万トンも捨てています。食糧の廃棄率では世界一の消費大国アメリカを上回り、廃棄量は世界の食料援助総量470万トン(WFP)をはるかに上回り、3000万人分(途上国の5000万人分)の年間食料に匹敵すると言われています。
 日本の食料自給率の低さ、これは何とかしなければならない事態です。というようなことで、食の問題にも積極的にアプローチしていこうと考えているわけです。

 そんな中で、先日、揚げ物機器『Dr.Fry』をストロークホールディングスのテストキッチンに見に行く機会がありました。機器の構成は下の写真の様なものです。これをその下の写真のように業務用のフライヤーに取り付けるだけでOKです。
手前側が電源ユニットで、奥の金属に
張り付けてある黒いプレートが本体。

普通の業務用フライヤーの両側に黒いプレート状の
Dr.Fryを装着(磁石で貼り付ける)したら準備完了

 技術的には、『食用油/生理食塩水界面における電気毛細管現象』というもので、産業技術総合研究所と東海大学との共同研究の成果として発表され、三重大学生物資源学部の亀岡孝治教授が長期的な実証検査を継続しているようです。

 微弱電流を使った電波を流すと水滴の界面活性が60%減少し水滴が小さくなります。普通は、一定の量の水が過熱した油の中に入ると水蒸気爆発が起こり、大きく油と水が飛び散りますが、Dr.Fryをセットした場合、水滴が小さくなり大きな水蒸気爆発は発生しません。
 だから、豆腐を切ってそのまま投入してあげ豆腐を作るということが可能になります。
絹ごし豆腐を切ってそのままフライヤーに
投入していますが、水蒸気爆発は起こりません。
 豆腐のように水分が多いものを、しかも水から出してそのままフライヤーに投入しているのですが、全く、撥ねることはありませんでした。下の写真は、すべてこのDr.Fryで調理したものです。いずれも中に含まれる水の状態が変化し、瑞々しく調理されており、中でも、カツオのたたきは、冷凍のままDr.Fryに投入したのですが、取り出してからドリップが皆無です。藁で焼いたたたきよりもむしろこちらの方が美味いと思いました。

 なかなか優れた技術なんですね。感心しました。「岡山でぜひ普及してくれ!」と会長に頼まれ、どうやって売りだそうかと考えているところです。

※ Dr.Fryについての詳細は、こちらのホームページで確認してください。

茄子を乱切りにしてそのまま揚げて
タレを絡めただけの揚げナスです。

玉葱と人参のかき揚げ

茄子を洗ってそのままフライヤーに投入
数分で焼きナスが出来上がります!
(本当は、焼いてないですけど・・・)

カツオのたたき!これが絶品でした。

僅かに10秒で出来上がった回鍋肉

ニラとモヤシの塩炒めはさらに短く5秒で完成

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